
当院の治療を受ければすぐに皮膚炎(皮膚のかゆみ・赤み)は良くなります。なぜなら個々の皮膚炎にぴったりあった適切な薬を処方するからです。
しかし皮膚炎を治すことがアトピー性皮膚炎治療のゴールではありません。皮膚炎のない良好な状態の肌を維持することが最終的な治療の到達点であり、そのために必要な技術を学ぶのが当院の治療・指導の骨子です。たとえ完全に皮膚炎が良くなったとしても、ぶり返したら無意味だからです。

ですから2回目の受診は特に重要になります。皮膚炎が治癒し、良好な肌を維持するための説明を行う最初の日だからです。しかし、皮膚炎が良くなるとそのまま再診しない方がたまにおられます。炎症が治るのは治療の半分で、まだ半分は残っているという説明を初診時に行いますが、ここでゴールだと思ってしまうようです。
比較的軽症な患者も含めると相当数の方が今現在もかゆみに苦しんでいます。またアトピービジネスを行う分野は活発で、マスコミを使った強大な影響力を持っています。これに対して私は一介の開業医ですが、かゆみに苦しむ人をできるだけ多く助けたいというのが率直な考えです。
真剣に治療に取り組めば、必ずそれに応じた結果が得られますし、中途半端に治療を終えれば、それなりの結果がでてきます。
私も医師としてベストを尽くしますので、患者さんの方でも治療に真剣に取り組むようにお願いします。 |